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Column Vol.10
Jyuno Kawaguchi

目的は様々だと思いますが、最近では、個人や選抜チーム以外でも単独のチームで海外遠征に行くことも珍しくありません。ポストシーズンを利用して海外遠征に行くもしくは検討しているチームもあるかと思います。今回はそんなチームの為に、海外遠征を積極的に行っている神戸女学院大学の川口さんにオーストラリア遠征についてレポートしていただきました。
 
 オーストラリア遠征
 ●川口珠乃
  神戸女学院大学ラクロス部4年

海外のラクロスを肌で実感し、さらにステップアップをしたいという目標を持ち、 昨年オーストラリア遠征に行った。 期間は2月下旬〜3月上旬で約10日間。 場所はオーストラリアのアデレード。 私達が滞在したアデレードのグレネルグは、海に囲まれた本当に小さな町だったが、 とても綺麗なところで、治安も良かった。 宿泊先の側にはトラムというチンチン電車が通っており、滞在中はそのトラムや バスなどを主に利用して移動した。 また、飲食店や果物屋さん、八百屋さん、お肉屋さんなど並ぶ商店街のようなものもすぐ近くにあり、生活に必要な物は全てそこで買い揃えることができた。 アデレードに滞在した間、私達はホテルではなく、あるモーテルを貸切にしそこで生活した。 たまには、みんなで外食することもあったが、たいていは自炊をした。 洗濯は、コインランドリー。 ホテルではなく、モーテルで共同生活を送ったことにより、チームの結束感も高める ことができた。

遠征の初日のみ、ガイドさん付きで観光に行き、また、中休みとしてオフが一日だけあったが、 それ以降は本当にラクロス漬けの毎日だった。 基本的には、朝9時〜12時過ぎまで練習。 全ての練習プログラムは、私達の希望に沿ってコーチが作って下さった。 基本的なパス・キャッチから1ON1、そして、チーム戦術までと毎日色々なことを 教えてもらった。 コーチは、オーストラリア代表選手や、高いコーチング資格を持っている方ばかり。 私達が行った期間は、オーストラリアは真夏で厳しい暑さだったので、 オーストラリアの選手はオフ期間であり、時間が空いておりコーチングをして下さっ た。 もちろんコーチングは全て英語で行われ、聞き取れなくて困ることもあったが、 分からないそぶりを見せれば、違う簡単な言い方をしてくれるなど、とても気を使っ てくれた。 また、試合も3試合ほど組んで頂いた。 地元のクラブチームや高校生のチーム、またU-19の代表の選手とも試合をした。 クラブチームのプレーヤーの年齢は様々。 10代の人から50歳はゆうに越えているだろうと思われる、体格の良いおばさんま で。 審判も、おばあさんとまでは言わないが、かなり年齢の高そうな方がやって下さっ た。 日本とのラクロスの歴史の深さの違いをまざまざと実感した。 また、現役の高校生や、U-19の選手はさすがに体力、技術ともにかね備わってお り、 レベルの違いを感じずにはいられなかった。


試合は、たいてい夜の7時か8時くらいに行われた。 朝、練習し昼はモーテルに帰って自炊したり洗濯物を片付け、 アップのために試合開始2時間前にはグランドにまた移動。 試合が終わって帰るのは10時頃。それから晩御飯の用意をする。 次の日はまた、朝から練習。 また、一日1回必ずみんなで集まって、次の試合に向けて目標を決めたり、 試合のビデオを見直すなど、ミーティングも欠かさず行った。 このように、毎日がとても早く過ぎて行った。


遠征に行くにあたって、不安もあったが行って本当に良かった。 良い出会いもいっぱいあった。 沢山のことを学ぶことができた遠征であったが、その中で最も良かったと思うことは 「ラクロスは楽しい!」ということを再確認できたことだ。 日頃、目先のことだけに追われてラクロスをしていると、 トレーニングや自由な時間がないことに、何のためにやっているのか分からなくなる ことも あったが、ラクロスが好きだから、しんどいことも苦でなく乗り越えれるようになっ た。 また、ラクロスを楽しむ方法も自分なりに分かるようになった。 機会があれば、また絶対行きたい!




ラクロスがプレイされている国の中でもオーストラリアは「クラブ」を中心に発展しており、地域とラクロスの密着度が高い国です。このようなクラブのある国に遠征することは、経験豊富なコーチの指導を受け技術的な向上を得られることはもちろんですが、それ以上に「ラクロスのある生活」がイメージでき、社会人になったときのラクロスやその他スポーツの楽しみ方に影響を与えてくれるのではないでしょうか。


>>神戸女学院大学ラクロス部ウェブサイト
>>Lacrosse Australia


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