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Column Vol.11
Akifumi Kijima

 どのような競技であっても「普及」は非常に重要であり、各競技団体にとって優先順位の高い活動の一つとなっています。特にマイナーな競技にとっては競技そのものの発展に大きな影響を及ぼします。
 今回から3回に分けて「フラッグフットボール」を大学の授業に導入する過程を紹介していただき、マイナースポーツの普及に関するヒントを得たいと思います。

 マイナー競技の定着に関する考え(その1:現状と問題の起点)

木島章文 某国立大学非常勤講師


 私は高校から大学まで7年間,アメリカンフットボール(以下アメフト)という競技に没頭してきました.日本でアメフトはマイナーと言わざるを得ません.ご年配の中には今でもラグビーと同一種目と思われている方もおります.全日本選手権:ライスボウルを除いては,カタギの人間(失礼?)が視聴する時間帯に地上波放映されるゲームはありません.実は私が現役の時は,地方局で放映されることも多々あったのですが,Jリーグ発足とともにどこ吹く風,一気に放映枠を持って行かれてしまいました.現在では活動を停止せざるを得ない高校生チームも増えたという情報も耳にします.

このような現状を嘆くばかりでは紙面のムダですので,実践経験を下地に普及に関して考えたことを書き連ねます.実は私,某国立大学でタッチフットボールの授業を持たせてもらっています.

この大学では受講生の希望に応じて種目を選択することができるのですが,なにを隠そう,募集時に集まった人数は,な,なんと10名足らず(40名定員)!私の授業活動は,必ずしも得意とは言えないナンパ(男女とわず)活動から始まりました.受講生のタッチフットボールに対する反応は「何すんのか判らん(得てして男性)」,「こわそう(得てして女性)」,etc..そこで私は「鬼ごっこからはじめるからやってみようよ,簡単だし暴れられるよ」と,その場で考えたことを吹聴して廻りました.周囲の先生方の援助を頂き,時間内に定員を満たす受講者数を確保しました.

私のカリスマ性が足らなかったことも手伝い,最初の人集めは難しかったです.重ねて言いますが,周囲の先生の援助なしでは不可能だったと言わざるを得ません.この時点で種目の普及など何ヲカ謂ハザルをや.それでもともかく人数は集まってくれました.

さて取っ掛かりは所信表明どおり鬼ごっこだとして,そこからいかにして,わざわざタッチフットボールをやる意味に落とすかです.受講生は,少なくとも,私より頭の切れるエリート予備軍です.こじつけではすぐにあきられ,学級(?)崩壊,私としてはお話し頂いた先生に申し訳立ちません.第1,せっかく来てもらった受講生にも失礼です.この問題を起点に15回の授業が始まりました.

続く

[関連リンク]
日本フラッグフットボール連盟


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