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Column Vol.20

地方ラクロスプレーヤーの諸問題に関して寄稿していただきました。同じような問題を抱えているチームも多いのではないでしょうか?


 一地方ラクロッサーの感じる現状

国際医療福祉大学 水野政子

現在、私は東北地区に所属してプレーしています。(といってももう四年なので、引退していますが…)東北地区は人数の関係などで全日本選手権への出場枠が無く、中四国・北海道・九州、そして東北が集まり、四地区選手権大会が行われ、全日への出場をかけて更に予選のようなものが行われています。当然、このようないわゆるマイナーな地区でプレーしていると様々な問題が生じますが、私が1番痛切に感じている問題がチーム間の物理的距離の遠さから派生する弊害です。

東北地区と一言に言っても、様々な県のチームが集まっています。主な活動場所は宮城の仙台ですが、所属している県は宮城の他、岩手、新潟、福島、更になぜか栃木も入っています。何処の県でリーグ戦を行おうとしても、どこかの県のチームに金銭的・時間的・体力的な負担がかかってしまいます。よくある具体的な例を挙げると、1番頻繁に試合が行われるの仙台での試合に栃木のチームが試合に行く場合、(試合時間にもよりますが)早朝4時台に起床し、貸切バスで移動時間は約3時間半で往復6時間、金銭的には往復で3000円以上に加えて食事代・ドリンク代などがかかります。リーグ戦などのチーム試合であれば人数もどうにかまとまるので貸切バスも可能ですが、新人戦などは人数が少ないので電車になりますが、貧乏な学生に新幹線を使えるはずも無く、往復8時間以上、約5000円以上かけてイベントに向かいます。2,3年のリーグ戦時期はラクロス以外お金を使った覚えがありません。

散々悲惨な現状を記しましたが、これはこれで仕方のないことだと思っています。おもいっきり嘆いておいてなんですが、この現状をただ嘆いていても仕方ないのですから。様々な環境的問題でラクロスができない人たちに比べたら、贅沢な悩みだと思いますし。大事なのはこのような問題を緩和するために、東北地区のプレイヤー達が何をするかです。

まず必要なことは、主な活動拠点である宮城のチーム(以下在仙チーム)、それ以外のチーム(以下県外チーム)はお互いの立場についてしっかりと考える場を設けるべきではないでしょうか。

現在の東北地区の距離問題から派生する問題は様々ですが、大部分が在仙チームと県外チームのコミュニケーション不足から生じているのではと感じます。今までなあなあでやってこれたのでそのままの状態ですが、そのなあなあがじわじわと東北地区のラクロス事情に影を落とし始めているような気がします。

在仙チームは東北地区のラクロス強化・普及に関して、学生生活や練習と両立しながら頑張っておられると思います。県外チームはこのことを充分に理解しているでしょうか。一方的に自分達の要求だけ愚痴ってはいないでしょうか。また、県外プレイヤーで東北地区のラクロス運営に関してもっと貢献したいにも関わらず、金銭的・時間的問題でなかなか参加できないというもどかしさを、在仙チームは理解しているでしょうか。お互いが抱いている思いは当然以上のようなものだけではないし、細かい解決策などはなかなか難しいので割愛しますが、このあたりを話し合い環境を整えることで、運営面だけでなく練習に関しても東北地区プレイヤー同士の交流も盛んになり、これは東北地区全体のレベルアップにつながるということは容易に想像がつくと思います。

話が少し逸れますが、近年、どうも東北地区は「関東地区を真似る=東北地区レベルアップ」という考えが見え隠れしてならないです。確かに見習うべきところは大きいとおもわれますが、上記したような身近な問題に焦点を当てて解決する必要があるのではないでしょか。現在の東北地区の現状情報もプレイヤー同士で共有できていない状態で、新しい情報や刺激を入手しても、それを全体に伝えられずに持て余しているのでは意味がないと考えるからです。情報共有のためには、在仙からの積極的な情報発信、県外からの積極的な情報収集が必要になり、コミュニケーションの必要性に帰結するのではないかと思われます。

とはいえ、最近のユースの様子や、数々のイベントを見ていると、少しづつ東北地区が活性化されているように感じ、ラクロスに関係している皆様の努力が報われてきているのではと思われます。私の4年間のラクロスライフを支えてくれた東北地区の、更なる発展を願ってやみません。

―終わりに―
以上のような事柄は、東北地区のみならず、地方で活動しておられるプレイヤーの皆様が少なからず経験しているのではないでしょうか。このコラムが些細であっても、何かのお役に立てれば幸いと感じます。
また、このコラムをご覧になった東北地区関係者の皆様に不愉快な思いをさせてしまうことになったとしましたら、本当に申し訳ありません。苦情などはthink lacrroseの管理人様ではなく、私に直接お送りくださるよう、お願い申し上げます。
E-mail : lax79sound_life@yahoo.co.jp




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